浅き川も深く渡れ

「浅き川も深く渡れ」
星野さんが小学校の卒業文集に書いた言葉。12歳の少年がどんな思いで書いたのでしょう。鼻水垂らしてファミコンやってた私とはえらい違いです。せめて星野さんも鼻水垂らしていたと思いたい。

遅くなりましたが、先日のエントリにミリギロックさんから頂いたコメントに対する返信も含む内容です。

「例えばその、アラスカの自然の中でクマっていますよね。
僕、クマって一番スゴイのは何かっていうと、一撃で人間を倒せるからだと思うんですよね。」

「僕はなんかそういう記事を見ると、 ほっとする部分もあるわけです。」

星野道夫の言葉より抜粋

「ほっとする」
揚げ足を取って、不用意な発言とするには無理があるし、もちろんそんな事ではないだろう。
ミリギロックさんの言われるように
「本当の自然の中では人は何て脆い生き物なんだろうと、気づかせてくれる存在」つまりはクマは「畏れ」を取り戻させてくれる存在と言う事なんだと思います。

随分前ですが、ジェネジャンに声楽家の米良美一さんが出演されていました。テーマはスピリチュアルな感じでしたので、怪しげな?m(__)m面々だったのですが、その中で米良さんが「愛が足りない」「神様がいない」と言う内容の発言をされていました(以下、記憶が曖昧なので自分の考えで装飾されています)
「愛が足りない」と言うのは、出演者の他の面々に対する言葉だったので意味合いは違うのですが、「神様がいない」と言うのは、宗教的なものでもオカルト的なものでもなく、神様と言う超自然的な存在を心の何処かに感じていれば「畏れ」が生まれて謙虚になると。そういう存在が心の中にいない。あるいはそんな気持ちが少ないと。

何か堅苦しい感じですが、「食べ物を残すと勿体無いお化けが出る」とか「悪い事をすると罰が当たる」とか、昔からある躾の中にある神様(お化け、罰を与える者)と同じなんだと思います。そういった目に見えない存在を感じる心が足りないって事ですね。

ちょっと飛躍しているのかもしれませんが、星野さんの言葉も、ミリギロックさんの解釈も同じなのではないでしょうか。自然に対して「畏怖の念」「畏敬の念」もって身を清くしましょうって事かなと思います。

このブログタイトル「Northern Lights」の前は「ノーザンライツ」その前は「snowの因果応報」でした。それも上↑の様な思いを込めてつけたのですが、ちょっとカッチカチ過ぎですね。

●討論後のヨイトマケの唄(すばらしい!)

●「地球交響曲第3番予告」(上記引用部の言葉)

●浅き川も深く渡れ

●紹介していただいたブログ
思考の種 (該当のエントリ)
星野道夫公式サイト

魔法の言葉に感謝して。。。

Bye bye for now !!

“浅き川も深く渡れ” への4件の返信

  1. >raven-kenさん、こんばんは。

    「白クマとイヌイットアート展」が開催されている事は知っていたのですが、
    直子さんのスライド・トークがあるとは!!教えていただいて始めて知りました。ありがとうございます。
    星野さんの公式サイトから辿っても、池田町立美術館の情報だけ見てただけでは見つけられないですね^^;盲点でした。

    お察しの通り、安曇野は結構遠いのですが、出来れば時間を作ってドライブがてら出かけようかと検討中です。

    あと、私事ですが、このブログの引越し次期と重なっているため、
    raven-kenさんから頂いたコメントも個別に引越し先に移してあります。ご理解ください。

  2. 早々に、返信ありがとうございます。

    私も 星野さんの原画(四つ切サイズほど)が欲しいとは思っていますが、家に飾っておくスペースが見当たらないので、ず~っと 検討中のままです。 そのうちに..とは、思っていますが。^^;

    snowさんは、東海地方にお住まいなのでしょうか?

    参考までに、
    長野の 「池田町立美術館」 で開催中の 「極北の愛と神秘 白クマとイヌイットアート展 写真/星野道夫」の一環として、9月13日(土)、14日(日)の2日間にわたって、星野直子さんのスライド・トーク が予定されているようです。

    直子さんのお話は、アラスカの自然や野生動物はおろか、夫である道夫氏までをも包み込むような優しい語り口です。
    http://azumino-artline.net/news_event/2008/08/9_2.php

    長野は、snowさんのお住まいからそれほど近くではないかも知れませんが、お時間がとれそうでしたら、是非 お出かけしてみてください。^^

    ありがとうございました。

  3. >raven-kenさん
    ミリギロックさんに「見てくださいね!」的なエントリになってしまっていて、こちらこそ恐縮しております。
    そして、素敵なコメントありがとうございます。

    富山の星野道夫展 「星のような物語」には直子さんのギャラリートークがあったのですね。
    私は1年ほど前に、みのかも文化の森(岐阜県美濃加茂市)で開催された「星のような物語」に行ってきました。

    手軽に写真集で見られる事は素晴らし事だと思うのですが、大判の写真はとても心に響きますよね。

    以前にJR名古屋高島屋で「星野道夫の宇宙」展をみて、カリブーが川を渡って水飛沫がキラキラ光っている作品がとても素晴らしく、みのかもの会場で大きなポスターを購入しました。
    自作で額を作って飾ろうと思って・・・あれから1年・・・
    丸まったままはもったいないですね^^;

  4. snow 様

    先日は、足跡ついでの私の書き込みに対して、
    コメントばかりではなく、わざわざ 新たなエントリまで立ち上げて 話題にして頂きまして、大変 恐縮しております。 ありがとうございました。

    足跡ついで でしたので、私のコメントは、若干 説明不足だったように思いましたが、snowさんの此のエントリでの内容を拝見させていただきまして、なんだかホッと致しました。^^;

    それというのも、snowさんの…

    >目に見えない存在を感じる心が足りないって事
    >自然に対して「畏怖の念」「畏敬の念」もって身を清くしましょうって事
    ・・・という言葉を使われて捕捉されていたからです。

    ‘わが意を得たり’の思いでした。^^

    snowさんの説明されていたこと、それに 私が伝えたかったことは、
    星野さんの表現で言うところの 「自然との約束事」 という言葉に集約されるのではないかと思っています。

    「自然との約束事」・・・

    星野さんは、此のことを説明するために、幾つかの体験談を
    エッセイに書かれていました・・・

    狩猟民たるものは、必要以上の獲物は獲るべきではない…
    「風のような物語 文庫版 (エスキモーになったボブ・ユール)」
    すべての物に存在する魂やタブーなどの目で見えない世界…
      「 同  上    ( ポトラッチ )  」
    ブルーベリーの枝を折ると、運が悪くなる…
      「 同 上    ( 木の実の頃)  」   ・・・等

    ほかにも、幾つかあったかと 思いますが、
    その最たるものが・・・

    護身用のライフルも持たずに、単身で、
    熊の生息密度の高い原野を長期に亘って自然と対峙する…

    そんな 星野さんの撮影スタイルだったんだと想います。

    今日(日付が変わりましたが)、富山で開催されました、
    星野道夫展 「星のような物語」 へ行ってきました。^^

    何度となく、目に焼き付けたはずの写真であっても、実地で、
    大判の迫力ある写真と対峙していると、あらためて、
    たくさんのメッセージを受けたような気がしました。

    今日は、奥さんの直子さんがギャラリー・トークをするために
    わざわざ来られるとのことだったので、無理を押して行って来ました。

    直子さんの 写真の解説や星野さんとのエピソードを
    目を閉じながら聞いていると、その世界へと引き込まれそうでした。

    本にも書かれていた内容が中心でしたが、活字としてではなくて、
    言葉として直接語りかけられると、当たり前のことなんでしょうが、
    やっぱり、こころへの響き方が違いました。

    星野さんの作品も 直子さんをとおして、
    直子さんの言葉で語られることで、
    新たな世界が展開されるような、そんな印象を受けました。

    長々と書き連ねてしまいまして、すみません。

    私のコメントへの丁寧な対応をしていただいた お礼まで。

                             raven-ken

    ps : snow 様   すみません。

    実は、私が以前のコメントで、
    まるで別人として触れた投稿者raven-kenでした。

    通りすがりに、慌てて書いたものですから、結果的に
    失礼なことをしてしまったと後悔しております。お許しください。

    此の前使った名前 「ミリギロック」 は、
    「カーツ」とともに 星野さんがnative から授かった名前です。

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