心の中の風景

  • よそ見していた額に当たった軟球
  • ブランコで靴飛ばし
  • ルンペン
  • 剣道の掛け声
  • 弓道の静の空間
  • 壁を登る外人
  • プールの更衣室のにおい
  • プールで遊ぶ声
  • 露店の水あめ
  • ゆらゆら揺れる水草
  • 足に当たる魚
  • ザリガニ
  • 捨てられたエロ本
  • 松ぼっくり
  • クルクル回る松の種
  • 蛇いちご

自宅近くの天満公園と清水川。子供の頃の遊び場。この辺り一帯を清水緑地って言うのはいつの頃からだろう。この公園には昔、柔道場、剣道場、弓道場、市民プールなどがあり、静と動のいろんな音があった。

夏休みにはプールにたくさんの人が来て、管理人のおにーさんのハンドマイクの声は、蒸し暑い自宅の部屋まで届いていた。入口には大判焼き(たい焼きだったかな)と水あめの露店が出ていた記憶がある。綿菓子もあったかな。水あめは数十円だったような(割り箸に透明な水あめをくるくると巻きつけただけ)

横を流れる清水川の中をタモを持って歩き、サリガニや魚を捕っては持ち帰り、死なせていた。子供って残酷だよー。
この川はもう少し下流で荒田川に注ぐ。僕らの親の世代は荒田川がプール代わりで水泳の授業をしていたらしい。僕が子供の頃にはもう荒田川で泳ぐなんて信じられなかった。今、学校が川で泳ぐなんて言ったら(なこと言わないけど)PTAと大炎上だな。

この公園でよく野球をしてた。バックネットなんかないからキャッチャーの後ろはこの壁か便所の壁。今は少し移動したけど残っている。今回初めてこの壁が「動物愛護の碑」だと知ったと感じたけど、性格的におそらく記憶の奥底に眠っていた事なんだろう。

こんな風景はいくつ残っているだろうか。蛇いちごは探すとあるのかな?、松の木は多分ある(植林で増えているけど木は結構残っているっぽい)、エロ本はどっかに落ちてるかも?、ザリガニはいるのかもしれないけど見かけない。あの頃遊んでいた小中の世代は家でゲームかパソコンだろうか(偏見?)

無くなった物の代わりにいろんなものが出来た。ホタルを再生する人口の施設、控え目な噴水??、近代的な公衆便所、近自然化した護岸(これは子供の頃は普通のコンクリート護岸だった)、とてもきれいになった。懐古趣味で昔は良かったと言ってる訳ではなく、特に感慨もなく普通にきれいになったと思う。

まもなく第11回加納ほたる祭りがある(2008/05/31)

いつが第1回か分からないけど(そりゃ11年前だけど)確か加納小学校(母校です♪)でホタルを放したり、元々は少し離れた別の場所でホタルを育てる試みをしていた。その頃からもう11年か。元の場所は水の流れが滞り緑の藻でいっぱいになっている。
長年の試みで、近年はちらほらホタルが飛ぶようになった。以前は祭りの時だけどこからか成虫を持ってきて放しているという噂が絶えなかったけど、きっと噂だと思っているのは状況を知らない僕だけで、当たり前のようにしていた事なんだと思う。

近自然化(ほんの僅かな区間だけだけど)した清水川は鬱蒼とした草に覆われて見た目はきれいな水が流れているけど、流れの中にはあの頃の風景は無い。
たくさんの魚。揺れる水草。ザリガニ。放流してたんだろうけど鯉もいっぱいいた。そして川を歩く子供。今は灰色の砂のような川底に僅かな魚達。揺れる緑の色どりはない。きっと未来永劫戻ってこないって思うのと感覚的に同じくらいの時間が必要なんだろう。

学生の頃、あるレポートを書いた。どの教授の授業だったかも、何の授業だったかも覚えてないけど、何故かどこの講義室で受けた授業だったかだけ明確に覚えている。まぁそんな事はいいのだけれど、そのレポートは、ある夏の日に静岡県の天竜川(この時は渇水だった)で起きた2つの事件(何か火サスっぽいwこの話は長くなるので控えます。公の出来事ではないです。)に腹を立てながら、勢いに任せていっぱい書いた。あのレポートのテーマはなんだったんだろう。本当にあれを提出してよかったのか・・・。いまだに内容を覚えてるなんて我ながらよっぽどイラッとしたんだなぁ。最終的に腹を立てて言いたかった事はこうである。

人のすることを「人工」って言葉で区切って、≒悪だ!的な考え方をする自然の守り方は間違っているし、それだと自分の存在を否定している事だと。

なので、
きれいになった。本当にそう思う。

たくさんのホタルが舞う日が楽しみだし、自然が人工を覆って自らを取り戻す日を願っている。
タモを持って川を歩く子供はいなくなったけど、今は「あいうえお」との読み書き出来るよりも前に、キーボードで「あいうえお」って打てたりしないんだろうか?悪いって言うつもりもないし、だいたいパソコンでブログを書きながら言っても説得力がない。逆にそんな世代が大人になったら何を生み出すか興味深い。今じゃ予想だにしない凄いものが未来にはきっとある。

より便利になった未来で知的好奇心を満たす時間は効率よく短くなって、キレイになった自然で遊ぶ。そんな未来が理想かもしれない。

古いイベントだけど松の種を調べてて見つけた「夢の種」プロジェクト
http://www.shimizuoffice.com/yumenotane/
大垣市にあるホタルの再生プランを提案をしているヒューマンデザイン
http://www.icoffice.co.jp/human/

Bye bye for now !!

“心の中の風景” への3件の返信

  1. >maririnさん
    記憶って何かをきっかけに繋がってわいてきますよね。
    すべては「動物愛護の碑」が引き出した記憶かなって思います。

    >キラさん
    壁登りましたか^^確か2,3m登ってあきらめた気が・・・
    見かけたのは結構本格的なロッククライミングの格好をした外人さんだったと思います。
    精霊流しは昨年も行きましたよ。これは昔と変わらずその時期だけ木製の橋が架かって、
    手動(人が引っ張ってる)の上下する台の上に精霊を置いて清水川に流してます。
    マジックショーは・・・お化け屋敷は・・・記憶がない^^;
    天満神社といえば、一番の記憶はおっきな巣というか小屋があってハトがものすごくたくさんいましたね。
    とうもろこしの乾燥したのがエサで売ってて、それを利用して捕まえようとしたり・・・やっぱり子供は残酷だ^^;

    ホタルが撮れたらまた報告します。

  2. その公園の柔道場に2~3ヶ月だけ通った事があるし
    プールにも行き大判焼きも食べた。

    陸橋の壁も登った。

    精霊流しのお祭りで、よくマジックショーを見た。

    今では考えられないけれど、
    天満神社のお祭りには、仮設のお化け屋敷がたった。

    汚くなりかけの荒田川で
    泳ぎはしなかったけど水遊び程度の事はしたことがある。

    みな、その辺りの風景の記憶

    今の様に小奇麗でなく
    もっと雑然としていて生々しかったし汚かったけど面白かった。

  3. こどもの頃の記憶は今も鮮明に心の中に残っています。
    いまじゃ、最近の出来事はすぐ忘れてしまうのに・・・・・・・

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